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今年も妻の命日を迎えて・・・

今年も、亡き妻の命日を迎えた。

昨日は、妻の友達が訪ねてくれて、
お花をそえ、お線香をあげて、昔話などしてくれた。

たわいもない話だけど、
なんだか(妻が)偲ばれるようで、嬉しい。
ありがとうございました。

そして、少し前のこと。

亡き妻のことは、
博多で活動を続けるシンガーソングライターの
「松谷さやか」さんが「優しい世界」という歌にしてくれたのですが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=F3jMAdMJX3I

命日を前に、
「松谷さやか」さんが上京し、東京でライブやってくれました。

ありがとう。

初めて生で聴いたのですが、
また涙が出ちゃうんだよね。

だって、あの頃の闘病生活がそのまま歌詞になっているから。

妻が亡くなり、何年も経過すると、どんどん記憶は薄れていく。

日常生活にも追われる。
あの苦しかった時代を忘れていく。

それでいいのかもしれないけど、
時の経過は残酷で、とっても悲しいことでもある。

今日は、友達にもらった花を仏壇にそえ、
この歌をかけ、妻を思い出し、お線香を焚いてみました。

どうか子供達が育つまで、見守っていてね。
(もう一回話がしたいなあ)

●追伸
ライブの後、「松谷さやか」さんと話すと、
妻が流産した(今は妻と天国で一緒にいる)
娘に思えてしまう。

だって彼女は、
歌を作るにあたって、色々調べてあるので、
妻の闘病の経緯や気持ちの変化を全部知っているから。

そんな彼女と、
妻が引き合わせてくれたのだろうか。

もちろん、自分の本当の娘でないけど、
自分の娘のように応援しています。

「松谷さやか」さん、
これからどんどん羽ばたいていってくださいね。
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この1年間は、宇宙人との闘いだった(苦笑)

今日から新年度。

長男は高校生に。
次男は中学生に。

おめでとう。

しかし、それにしても昨年度は
長男坊が高校受験で、僕には苦闘の1年間でもありました(苦笑)。

ま、それは長男も同じかな。


何が一番辛いって、高校受験に対する考え方というか、
方法論というか、アプローチが長男と僕では全然違ったこと。

前にも言いましたが、長男は、
数学はまあまあ出来るのですが、国語は全く駄目。

具体的に偏差値(数字)で言ってしまいますが、
数学は70、国語は40という状況が、
受験直前の12月まで続いたのです。


この極端さ・・・・誰だって、
「何を考えてるんだ?!」って言いたくなるでしょ(笑)


「受験どうすんだよ?失敗するぞ!」と何度激怒したことか。

しかし、一向に国語を勉強する気配もなく、
長男は「大丈夫」と意味不明の返事をするだけで、
ついに志望校を選ぶ季節に突入。

僕は、いわゆる一流高校みたいなところに行って、
大学も行ってくれればと思ったりもしていましたが、

親の希望をおしつけても意味がないし、
何しろ成績がともなってない。

だから、最初の希望を変更し、
工業高校で手に職をつけて、
就職してくれればいいと思っていたんですね。

だって、下手に一流高校なんか行くより、
よっぽど幸せになれると思うしね。


でね、僕は気持ちをそう切り替えていたのですが、
長男に志望校を聞いてみると、

まさかの
「早稲田、慶応」とか言い出した。


はっ??


早慶って、一流高校ですよね。

偏差値表見ると、70以上になているし、
偏差値40で合格するわけがない。

ついに頭が狂ったかと思いましたよ(笑)


合格するわけがないし、
受験料もかかるのだから、

「ダメだ」って言ったのですが

長男は、もの凄い頑固に早慶を受験すると言い張る。


いや~、疲れました。


最後は本人の希望を入れて、
早慶を受験させることに。

(もちろん、滑り止めの高校は確保してね)


で、いよいよ受験当日。

「数学爆発した」と嬉しそうに帰ってきた長男ですが、
「合格は一芸じゃ無理だろ」って、思わず呟きそうになった(苦笑)。

「ま、仕方ないな。不合格になれば、本人も身に染みるだろ。」
と思いつつ、合格発表を待ちましたが、

その結果は、なんとなんと、
まさかの合格でした。


・・・・・不思議だ(笑)。


いや、不思議と言っては失礼ですよね。


長男には、長男なりの戦略があったのだろう。
どうも、すみませんでした。

そして、
「おめでとう」。


もう過去はどうでもいい。


今日から新学期。

新しい勉強が始まる。
親の手からも離れていく。

自分なりの人生を切り開いていってください。

がんばれ!




●追伸
結果オーライだけど、でもね親としたら、
せめて模擬試験で合格判定60%くらいは出してほしかった。

結局、最後まで30%未満のまま(苦笑)。


本当にこの1年は疲れました。

九州からお参りにきてくれました

先週、亡き妻をモチーフにした歌「優しい世界」を作ってくれた
松谷さやかさんが九州から上京して、
お線香をあげていってくれました。

ちなみに、そのいきさつはこちらにありますが、
本当にありがとうございます。


松谷さんとは、今回初めて会って、
色々と話したのですが、
まだ22歳と僕の子供のような年齢なのに、
しっかりした素晴らしい女性。


彼女は(歌を作るにあたってブログを読みこみ)、
妻の闘病の経緯や、最期の東京タワーのこと、
置き手紙のこと、子供のこと、全部知っていて、

僕は、松谷さんが
天国で暮らす(流産した)娘のような・・・、

あの闘病生活の時、
この娘もいたんじゃないだろうか、
一緒にお母さんを(妻を)励ましていたんじゃないだろうか、

そんな気持ちにまでなってしまった。

(自分勝手な妄想で、ごめんね)


彼女が、お線香焚いて、
じっと長く語りかけている姿を見て、
涙がこぼれてきたりして。

本当にありがとう。


それにしても、
こんな素晴らしい若者と知り合えたのは嬉しいこと。

きっとどんどんん羽ばたいていくだろうし、
どんな人生があるのか?

僕は、若い彼女の成長を楽しみにしている。
自分の娘のように・・・・(ごめん、また妄想)

きっと、これも天国からの贈り物かな。


悔いの無い青春を送ってくださいね。

そして、最後に皆さんへも。

彼女が作った
優しい世界
よかったら応援してあげてくださいね。

今日は、亡き妻の誕生日

今日は亡き妻の誕生日。
もし生きていれば41歳。

妻がいない妻の誕生日は、これで3回目。
なんだか早いなあ。

今日の朝、子供達も「お母さんの誕生日」は覚えていたようで、起きてすぐに「おはよう、今日ケーキだよね」なんて会話があった(苦笑)。お母さんを偲んでいるのか、ケーキが目的なのか?と少し疑わしいような気がしないでもなかったが、

そんな子供達を見てお母さんも微笑んでいる

と思えるから、まあよしとしよう。

ショートケーキ買って皆でお祝いしました。
P1020620.jpg

今日は、そんな感じです。

●追伸
お正月は例によって親子でスキーに行ってみました。
晴れて凄く気持ちがいい。
P1020595.jpg

三回忌の法要

11月20日、命日の前ですが色んな都合もあって、この日に親戚が集まり妻の三回忌の法要を行ってきました。

そして納骨も。

「えっ?!」って思われるかもしれませんね。だって、一般的には納骨って四十九日直後に行われるものだから。でもね、僕はそんな「普通のしきたり」に従うことができずに、ずっと妻の納骨をしなかった。

いくら「普通はすぐに納骨する」とか言われても、
そんなに簡単に割り切れるものじゃない。

家にお骨があるだけで、何だか見守ってくれているような、そんなホッとする嬉しい気分になれたし、それに納骨するお墓には妻の知り合いが誰も入っていないんです。そんな寂しくて雪深い山の中のお墓に、妻一人やれるか、というのが僕の気持ちだった。

でもね、妻が亡くなって2年。

この件に関しては、やっぱり少しづつ気持ちが変わるもの。いくらお骨があっても何も反応がない。笑ったり、しゃべったり、ましてや生き返ってもくれない。

妻は確実に亡くなっているという実感。
当たり前なんだけどね。

いやね、こうして時が経つと、むしろ「私、そろそろお墓に行くよ。」と妻の優しい声が聞こえてくる。「うん、わかった、そうしよ。」って(全くの妄想ですけどね)、それで納骨してきました。

「さようなら」

三回忌は再び妻に別れを告げた日。いつかまた天国で会おう。それまでは子供育てて、自分なりの人生を掴むからね。

ありがとう。

今日はそんな感じです。


●追伸
いつもブログへのコメントやメールありがとうございます。
今まで出来なかったのですが、最近のものは返信してみました。
よかったら、見てくださいね。
プロフィール

ジョン

Author:ジョン
1968年生まれ、男性。
1996年に結婚。
1998年長男ユータ誕生。
2002年次男ピースケ誕生。
2005年妻が乳癌発症。
2005~2009年、闘病生活。
2009年妻が38歳で他界。

東京で男3人暮らしが始まる。

大学卒業後、日本有数の大企業に就職するも、ちょっと自分の人生観と違った(?)ので2000年に退社。その後、ベンチャーや転職を繰り返す。

2008年にフリーで稼げるようになって何とか独立。後は苦労をともにした妻と人生を謳歌したい・・・・そんな夢も実現できると思っていたのに、病気だけは何ともなりませんでした。無念です。

最後の1年間は僕もフリーで時間があったし、家族一緒に色々と旅行しましたよ。幸せのひとときでした。写真は最後の沖縄旅行で妻が撮影したもの。この旅行も家族のいい思い出になりました。

さて、これからどう生きるのか?家事は?育児は?仕事は?一応、このブログに綴ってみます。どうなることやら。

では、では、いってみましょうか。

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