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時の移ろいと、少し寄付できた話

今年も妻の命日を迎え、去年に続き、妻が最期を迎えた病院に行って、少しだけですが「癌撲滅のための研究費」を寄付してきました。

病院のロビーを通ると、何だか懐かしい。
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寄付をした後、緩和ケア病棟へ。
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この時期のクリスマスツリー、毎年同じだなあ。
このツリーを見て心を和ませてたっけ。

そして、亡くなる直前に見た東京タワー。
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そういえば、妻の最期を看取ってくれた看護師さんもいるのかなあと思って尋ねてみたが、その看護師さんは実家のほうに帰られて既にいなかった。何でも、岩手の実家が震災にあって戻ったとか。

震災って。さぞ大変だったろうなあ。
あらためてだけど、お見舞い申し上げます。

それにしても、病院に来ると、あの頃のことが走馬灯のように蘇る。
でも、全てが同じでない。時代は移ろう。

きっとあの看護師さんも、今は別の場所で頑張っているんだろうなあ。僕も頑張ろうっと。

そんな感じですが、「癌撲滅」に願いをこめて。早くこの病気を人類が克服できますように。


ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸
クリスマス前、ご近所さんからの子供たちへ。

ポンデケージョ頂いたり、
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シュトーレン頂いたり、
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プレゼント頂いたり。
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本当にいつもいつもお気づかいありがとう。
感謝してます。
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長男の三者面談に行ってみました

先週、中学校一年の長男の三者面談なるものに行ってきました。

小学校と違い、中学校ともなると、テストの成績を見て、このままだとこの辺の高校かなーみたいなことも言われたりするもんです(汗)。あっ、でも、もちろん中一なので、そんなに手厳しいこともないんですけどね・・・・でもまあ、一応僕も親ですから、(中一だけど)少し不安や心配に。

するとね、さすが先生(そんな僕の表情を見てか)
「ユータ君(長男)は、まだまだ伸びますから」
なんてフォローもしてくれた(苦笑)。

まあ、そんなフォローで喜んでいる場合じゃないのですが、でもね、先生がそう言ってくれたのは、一応、理由があって、長男の成績は全く大したことないのですが、それでも1学期から確かに上昇はした。

勉強のコツが少しわかったのだろうか?!という気がして、
嬉しいような気がしないでもない(←これ、親としての本音)。

実を言うと、僕は普段は、(かっこつけて)
「目先のテストの点数はどうでもいい。今はまじめに精一杯努力する姿勢を身につけるべきだ」とか、
「市場経済においては、勉強が嫌いという選択肢はありえない。お前、勉強してない奴から商品買いたいか?買いたくないだろ。だから勉強するんだ」とか言って、子供にはわけのわからない?哲学ばかり語っている。

子供は、ポカーンとしているけど(笑)。

いやね、今はポカーンとしていても、僕は今まで自分が生きてきたことを伝えようと思って、そしていつかわかってくれると思って、これでも必死なんですよ。まじに。

だって、今後の日本を考えてみてください。

年金でも、健康保険でも、税制でもそうですが、全然駄目なわけだし、多くの会社で年功序列や終身雇用も崩壊しつつあります。さらに、少子高齢化という物理的な状況もあいまって、経験したことのない社会に突入するんです。

この子たちは将来どうやって生きていくのでしょうか?

公務員や大企業に入れば安泰なのでしょうか?でもね、実は彼らこそ不安で不安でたまらないことも僕は知っている。だって、働き盛りなのに、上が詰まって出世できないし、かといって、例えば「役所で課長やってました」って転職市場に打って出ても、

「だから何?」って話でしょ。

実際、僕が感じていたことですが、大企業にいても、あまりに官僚的な世界で「市場で通用する能力が身につかないで、歳だけ喰ってしまう恐怖」があるんですね。

だから、公務員や大企業も、ここ数年のスパンで見たらいいのかもしれませんが、この子たちが現役で働く30年から50年というスパンで考えると、どうかな?と思ったりしているのですが・・・

・・・・・んっ。


閑話休題。

すみません、話が大脱線しました。話を元に戻して、僕の子供たちへの思いを語っておきますね。確かにテストも大事だし点数が良ければそれに越したことないのですが、今は、まじめに忍耐強く努力する姿勢を身につけて欲しいなー。

いや、実際そこまでいかなくても、「やる時はやる」という態度だけでも最低限のレベルとして身につけて欲しい。ぶっちゃけ、それで実際に人生はなんとかなる気もするしね。

毎日努力もしない、やる時もやらない、いつもダラダラ。これじゃあ、話にならないでしょ。

とまあ、こういうこと、言葉で言うのは簡単ですけどね。
今から、これを子供達に仕込むのかあ(憂鬱)。
荷が重いけど、言った手前、僕もまじめに忍耐強く努力しますよ。はい。

がんばります。

ではでは、今日は、このへんで。
またお会いしましょう。

ありがとうございました。

今日は妻の命日、偲ぶ会も開いて頂きました。

12月5日は妻の命日。亡き妻の友人達が集まり「偲ぶ会」を開いてくれました。あれから2年も経つのに、こうして会を開いてもらえることは本当に嬉しく、感謝にたえません。ありがとうございます。

偲ぶ会の場所は、近所のフレンチレストラン。
↓こんな受け付けを通って
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↓こんな感じのコース料理を堪能。
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美味しいかったあ(満腹)。それに会話も楽しかった。妻の友人達は、皆お子さんがいて、普通は「子育て」の会話が中心になるのかなーと思うんですが、意外?にも(この方たちは)そんな話を一切しないんですよね。

皆、今自分が夢中になっている趣味や将来のこと、旅行、ファッションや食、さらには恋愛のこととか、自分の世界観をどんどん語り出すツワモノぞろい。

この人達、本当に主婦して子育してんのかいな・・・?
という気がしないでもない。
(冗談ですからね)

いや、もちろん褒めているので、勘違いしないで欲しいのですが、さすが妻の友人だなあって・・・
うーん、もしかして妻は苦笑いしているかな??!(笑)

でもね、冗談はさておき、まじめに言って、僕は本当に感謝しているんです。だって、妻亡き後、僕がこうして生きてこれたのは、この近所の妻の友人達のお陰なのですから。食事のお裾わけもらったり、お弁当作ってもらったり、縫物してもらったり、学校の情報教えてもらったり、何かにつけて励ましてもらったり、と。

感謝してます。
ありがとうございます。

今日は妻の命日。

そんな一時も終わり、
帰り際に、彼女達から↓こんなお花も頂きました。
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子供達も命日はしっかり理解して朝学校に行きました。
子供達が帰ってきたら、このお花を御供えして、お線香焚いて、最近のこと報告して、妻がドラマ化されたテレビを見て、妻を偲んでみようと思います。

どうもありがとうございました。
プロフィール

ジョン

Author:ジョン
1968年生まれ、男性。
1996年に結婚。
1998年長男ユータ誕生。
2002年次男ピースケ誕生。
2005年妻が乳癌発症。
2005~2009年、闘病生活。
2009年妻が38歳で他界。

東京で男3人暮らしが始まる。

大学卒業後、日本有数の大企業に就職するも、ちょっと自分の人生観と違った(?)ので2000年に退社。その後、ベンチャーや転職を繰り返す。

2008年にフリーで稼げるようになって何とか独立。後は苦労をともにした妻と人生を謳歌したい・・・・そんな夢も実現できると思っていたのに、病気だけは何ともなりませんでした。無念です。

最後の1年間は僕もフリーで時間があったし、家族一緒に色々と旅行しましたよ。幸せのひとときでした。写真は最後の沖縄旅行で妻が撮影したもの。この旅行も家族のいい思い出になりました。

さて、これからどう生きるのか?家事は?育児は?仕事は?一応、このブログに綴ってみます。どうなることやら。

では、では、いってみましょうか。

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