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次男の「二分の一成人式」に出席しました

先月のこと、次男の小学校の「二分の一(にぶんのいち)成人式」に出席してきました。

ところで、「二分の一成人式」って何??

当たり前ですが、成人式は二十歳の時のお祝いの儀式です。しかし、この小学校では、十歳(小学校4年生)は二十歳の二分の一だから、そこでも儀式をやろうってことになったとか。

ちょっと無理やり?!

だって、それなら「俺は2倍成人式だし、長男は0.7倍?」。ありとあらゆる人が成人式の対象になるんじゃないかという気がしますよね。あっ、いえいえ、すみません。もちろん学校側のせっかくの配慮ですから、僕もいい大人なので、そんな理屈は口にすべきではなかったです。はい。ごめんなさい。

とは言うものの・・・
年末から年始にかけて、学校のお便りでは、

「みんなで頑張って、二分の一成人式を成功させよう!」
「えいえい、おー!」って。

(そんな無理やり的な)盛り上がりも最高潮に(笑)!

すみません、また茶化してしまった。
ま、冗談はさておきまして、当日は僕も次男へのメッセージを携えて「二分の一成人式」に出席してみました。そしたらね、結果、恥ずかしいのですが・・・

もう感動で泣いちゃいました(涙)!

だって、式では皆の前で子供と親が向かい合ってメッセージを交換しあうんですが、十歳の子供が、例えば「これからは勉強を一生懸命やって、恩返ししたいです」とか、「生んでくれてありがとう。お母さんが大好きです」とか、そんなことをたどたどしく緊張しながら一生懸命に言うんですよ。

それに対して、親からのメッセージがあって。会場にいる人達からは、(他人の親子であっても)あちこちですすり泣く声が。そんな感じの式になりました。

親として普段聞けない子供のメッセージ、また普段言えない親から子供へのメッセージ、お互いに交換できて本当によかった。

先生、学校関係者の方、本当にお疲れさまでした。
「二分の一成人式」よかったですよ
(いや、むしろ荒れた成人式なんかより、よっぽどいい)。

(最初、茶化してごめんなさい)
ありがとうございました。感謝です。


以上、そんな「二分の一成人式」がありました。最後になりますが、恥ずかしいけど僕も(いつか無くしてしまうのも心配なので、)ここに次男へ宛てたメッセージを転載してみますね。


ピースケ君、1/2成人式おめでとう。
無事に成長してくれていること、お父さんは嬉しく思っています。

そしてお母さんも。

ピースケとは、7歳の時に死に別れてしまったけど、きっとお母さんも天国から「10歳のピースケ」を見守って微笑んでくれているはずだよ。

だって、お母さんは亡くなる直前まで、ピースケの成長を凄く楽しみにしていたんだから。
中学も高校も、大人になった姿も見たいと言っていた。

これからの人生、ピースケにとって大切なことは、何事にも精一杯努力すること、そして成長すること。

そうすればきっと素晴らしい人生、楽しい人生を手に入れることができる。

その時はまた天国のお母さんも、もっともっと微笑んでくれる。だからまた頑張って生きていこう。

お父さんも手助けするし、楽しみにしているよ。

ガンバレ、ピースケ!



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親の気持ちも揺れるもの

前回のブログ
「ごちゃごちゃ言わないで点数とれ」と言ってしまった話ですが、
大きくわけて二つの意見を頂きました。

一つは
「賛成です。実力をつけたほうがいいです」
というもの。

もう一つは
「そうは言っても高校受験には内申書も重要です」
というもの。

この二つの意見です。

今後の日本、激動の時代になるのは誰の目にも明らかなのですが、その激動時代の中にあって子供達はどうやって生きていくのか?

後者の意見は、おそらくですが
「そんな激動の時代だからこそ、いい高校に行って、いい大学に行って、いい会社に入る」「それが重要」
という意味合いがあるんだと思う。

確かに今の日本では、いい会社の正社員は優遇されるので、一理あることだと思う。だから、僕も思わず、「英単語覚えるよりも、授業で先生に気にいられるように」と咽喉元まで出かかった(苦笑)。

でも、まじめにうちの子供達を見ていて、そんな器用な芸当ができるタマじゃない。だから、「ごちゃごちゃ言わないで点数とれ」と言ってしまったのが本音と言えば本音。「もうちょっとうまくやれよ・・・」みたいな気持ちがないわけじゃない。

う~ん、少し悩む。

でも、そんな気持ちがあったとしても、僕が言えるのは、やっぱり「人間として道を踏み外さないこと」「あいさつをきちんとすること」だけ。

それで評価されなかったら仕方ないよね、うん。
そう開き直ることにしよっと。


すみません、なんか自分で迷いを落ち着かせるために今回の文章は書いてしまいましたが、今日はそんな感じです。

ではでは。
またお会いしましょう。

ありがとうございました。


●追伸
いい会社の正社員は優遇されると言いましたが、個人的にはそんな時代は終わると思う。企業もそんな余裕ないしね。そんな中で、自分で飯を食う実力を身につけて欲しいと思うもの。


●追伸2
長男が毎日英単語覚えているので、「100個覚えた」というところでテストしてみたんです。そしたらね、後半覚えた単語はOKなのですが、最初の頃覚えた単語を全然忘れている。

「あちゃ~、まだ暗記のやりかたを知らないんだ」

そこで、こう言った。「毎日こまめに自分でテストして、忘れかけた単語は何回も練習して、記憶にこびりつかせる、これが重要」と。そんな細かいこと言ってやってます。疲れます(苦笑)。
プロフィール

ジョン

Author:ジョン
1968年生まれ、男性。
1996年に結婚。
1998年長男ユータ誕生。
2002年次男ピースケ誕生。
2005年妻が乳癌発症。
2005~2009年、闘病生活。
2009年妻が38歳で他界。

東京で男3人暮らしが始まる。

大学卒業後、日本有数の大企業に就職するも、ちょっと自分の人生観と違った(?)ので2000年に退社。その後、ベンチャーや転職を繰り返す。

2008年にフリーで稼げるようになって何とか独立。後は苦労をともにした妻と人生を謳歌したい・・・・そんな夢も実現できると思っていたのに、病気だけは何ともなりませんでした。無念です。

最後の1年間は僕もフリーで時間があったし、家族一緒に色々と旅行しましたよ。幸せのひとときでした。写真は最後の沖縄旅行で妻が撮影したもの。この旅行も家族のいい思い出になりました。

さて、これからどう生きるのか?家事は?育児は?仕事は?一応、このブログに綴ってみます。どうなることやら。

では、では、いってみましょうか。

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