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歩くのが困難になった頃

妻のお友達が(写真の)お花を持ってお参りに来てくれました。

先週金曜日は、妻の四十九日でした。妻のお友達が(写真の)お花を持ってお参りに来てくれました。本当にいつもありがとうございます。妻もきっと喜んでくれていますし、私も例によってご近所や学校情報を仕入れさせていただきました。心から感謝です。

さて今日は、1年前つまり2009年1月の頃を思い出したので書いてみます。思えば、この頃から妻が歩けなくなり、我が家の生活も激変していました。

まず「何故歩けなくなったのか?」

と言うと、最初は抗癌剤の影響による貧血。健常者には想像もつかないと思いますが、貧血が進むと普通に歩くだけでも息苦しくなってしまいます。

しかもたった2,3歩です。

それで「ゼーゼー」と呼吸困難になって、(登山用の)酸素ボンベをあてて急場を凌ぐ、そんな感じで過ごしていました。それが2008年12月~2009年1月頃の状況だったでしょうか。

さらに2009年2月になると腰と足の骨転移が進んでいることがわかり、骨折予防も含めて自宅用の車椅子を購入しました。車椅子を使って初めてわかったのは、たった1cmの段差であっても車椅子では移動が異常に困難になってしまうこと。

車椅子を押し切れないのです。

だから例えば、妻がお風呂やトイレに行く場合は、まず車椅子でお風呂やトイレの段差直前まで移動し、そこで手を貸して起き上がりゆっくりと歩く。

そんな感じで移動してました。

まあ、それが特に調子の悪い時の状況かな。しかしながら、(2009年1月~2月頃は)何故か極端に調子が良い時もあって、その時は全く普通に歩く事もできたし、なんと無理してスキーに行ったこともありました。(苦笑ですが、でもスキーは本当、いい思い出になりました)

だから好調の彼女を見た人は「治った」と思い、不調の彼女を見た人は「本当に大丈夫?」と心配したようです。全く不思議なのですが、そういう極端な好不調の波があった時期でした。

でもね、そういえば、どんなに調子がいい時でも階段だけは昇れなかったです。これも不思議なのですが、スキーをやるくらい調子がいい時であっても、スキーのレストハウスの2階に昇ることができない。階段1段昇るのに、5秒くらいかかるのです。

たぶん「階段昇る」って人間にとっては凄い負荷らしいです。

素人考えからすると、階段昇るよりもスキーのほうが、よっぽど体に負荷がかかるような気もするのですが、妻は「スキーより階段登るほうが辛い」と言ってましたね。

さて、そんな状況になってきたので、私もこの頃に仕事の方法を少し変えました。それまでは1週間に2,3日は外出していましたが、全ての仕事をインターネットで出来るように工夫し、自宅で家事をするようになりました。

また、この時期から義母が1週間のうち2~3日は来てくれるようになり、都合が悪い週は僕の母が来る、そんな生活パターンになりました。本当に周りに支えられ感謝です。ありがとうございました。

そんな状況でも、妻は(たぶん努めて)明るく生活していましたが、たまにポツリと「私、もう一生、歩けなくなるのかな」と漏らすこともあり、寂しそうでした。そんな時は僕も辛かったです。

でも、ここからまだまだ癌と闘うぞ、絶対に治すぞって意欲満々。悲しい時もありましたが、基本的には楽しい生活でしたね。

そんなことが思い出されました。では、では、そろそろ筆を置きますね。
読んで頂き、ありがとうございました。

あっ、そうそう、このお話には前置きがあるので、
こちらの前置き
もクリックしてお読みください。

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コメント

非公開コメント

No title

そうだね~。
その頃からだんだん症状の好調不調がはっきりしてきてたよね
スキー滑ってたのを見た時は ほんと 驚いたしうれしかった❤
家にいたりして気分が塞いでる時は、ほんと辛そうだったしね。
だから、旅行=テンションが上がる=免疫力アップ!って
沢山行事を作っては出かけたもんね・・・
今思えば、スキーだって行けたし 滑ることもできたし
ホテルで誕生日を祝う事もできたしね・・・ほんと良かったと思う。
ほんとに1年たった今、存在してないなんてね・・・。
なんか寂しいな・・・。

Re: No title

こんにちは。

> 旅行=テンションが上がる=免疫力アップ!って

旅行療法とか言って、本当に治療法としてあるらしいけど、
本当に旅行のときは元気になっていたね。不思議だった。
去年、色々行けたのは何にしても良かったと思うけど、
今は、やっぱ寂しいね。あたりまえか。

同じ頃・・・

私も、同じ頃、昨年の1月です。入院生活がはじまりました。
ステージ4になるまで、一度も病院へ行くことなく・・・
おろかなことだと思います。

切除もできず、骨転移もたくさんあり、病院へ運ばれたとき、貧血がひどかったです(ヘモグロビン 3しかなかった。)
今は、わがままかもしれないけれど、「あれがしたい、これが食べたい、あそこに行きたい」と言ってます。
子供たちが大きいからこそ言えるわがままかもしれません。
30年ぶりに先週、エレクトーンのレッスンを開始しました、リハビリもかねて、骨転移の状態が悪くならないうちに・・・

何かをはじめようと思うとき、とっても楽しいです。
ナチュラルキラー細胞活性化されているようで・・・
わたしも、沖縄に行かれているときの千里さんのブログに勇気づけられましたよ。車椅子でも骨転移があっても、沖縄へ行けるんだ!って、がんばらなきゃって、そう思ってました。

こんばんは!

そうそう、去年の今頃スキー行かれてましたね~
かなり良くなられたみたい!!!ってこちらまで
嬉しくなっていました。

実は好不調の波があったのですね~~
でも、本当に千里さん、楽しかったと思います!!!
免疫もアップされていたと思います。
そして、幸せだったと思います!!

Re: 同じ頃・・・

> 私も、同じ頃、昨年の1月です。入院生活がはじまりました。
> ステージ4になるまで、一度も病院へ行くことなく・・・
> おろかなことだと思います。
>
> 切除もできず、骨転移もたくさんあり、病院へ運ばれたとき、貧血がひどかったです(ヘモグロビン 3しかなかった。)

そうでしたか。妻は、確か昨年の9月頃にヘモグロビン7という時がありました。
あれで相当もうろうとして輸血しましたから、3というのは、さぞ大変だったかと思います。

> 今は、わがままかもしれないけれど、「あれがしたい、これが食べたい、あそこに行きたい」と言ってます。

いいと思います。どんどんわがまま言ってください。
一番言う権利があると思いますので。

骨転移でも車椅子でも、全然沖縄行けました。
飛行機では特別にパーサーの方が押して一番最初に乗れるので、意外と快適だったりします。

Re: こんばんは!

こんにちは。

> そうそう、去年の今頃スキー行かれてましたね~

あっ、よくご存知で。なんだか嬉しいです。

> 免疫もアップされていたと思います。

ええ、傍から見ても不思議と免疫力上がっていたようです。
まさに旅行療法。

> そして、幸せだったと思います!!

自分では全力をつくしたつもりですが、
そうだったらいいなあと思います。

ありがとうございました。




だったらいいのですが。
プロフィール

ジョン

Author:ジョン
1968年生まれ、男性。
1996年に結婚。
1998年長男ユータ誕生。
2002年次男ピースケ誕生。
2005年妻が乳癌発症。
2005~2009年、闘病生活。
2009年妻が38歳で他界。

東京で男3人暮らしが始まる。

大学卒業後、日本有数の大企業に就職するも、ちょっと自分の人生観と違った(?)ので2000年に退社。その後、ベンチャーや転職を繰り返す。

2008年にフリーで稼げるようになって何とか独立。後は苦労をともにした妻と人生を謳歌したい・・・・そんな夢も実現できると思っていたのに、病気だけは何ともなりませんでした。無念です。

最後の1年間は僕もフリーで時間があったし、家族一緒に色々と旅行しましたよ。幸せのひとときでした。写真は最後の沖縄旅行で妻が撮影したもの。この旅行も家族のいい思い出になりました。

さて、これからどう生きるのか?家事は?育児は?仕事は?一応、このブログに綴ってみます。どうなることやら。

では、では、いってみましょうか。

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