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薄れゆく記憶と宝物

いつも沢山のコメントやメール、感謝感謝です。
先週は、テレビ局に直接送って頂いた手紙も拝見しましたし、それら全て読んで「今日もやるぞ!」って気分。

本当にどうもありがとうございます。

さて、
そんなお便りの中で、こんな相談してくださる方がいました。
(仮にTさんとしておきましょう)

「私に今、好きな彼がいます。
その彼も奥様を亡くされてます。
私には死別と言う悲しみを経験したことなくて、
彼に何て言っていいのかわからず・・・・
思い出させることは辛いかと思うので聞かずにいます。」と。

また、
僕の周りの友達なんかでも僕に対して、
(不自然に)自分の嫁さんや家庭の話をしないようにしてくれて、
で、たまに会話に出ると「ごめん、思い出させちゃったね」と、
そんな風に気づかってくれる人も多い。

ありがとう。

でもね、思い出させると辛い・・・・ということですが、
実は、当の本人の思いはちょっと違うような気もするんです。
あくまで僕の感覚ではあるんですけどね。

確かに、あの闘病生活のころを思い出すと涙が出るから、凄く辛そうに見えるのかもしれない。でも、それは「辛い」という感覚ではなくて・・・・

(気恥ずかしいけど、今から言葉にすると、苦笑)

それは、
もう二度と戻らない、優しく甘美で輝いているもの。思い出すとふわっと当時の空気に取り囲まれ、うっとりと何かこみあげて泣きたい気分になってしまう宝物。

そんな感じなんですね。
だから涙が出るんです。

そう、「辛い」という感覚じゃない。

いや、冷静に考えれば、当時は凄く大変で辛かったですよ。余命宣告を受けた衝撃、、彼女の無念さ、痛み、夜中毎日体をさすっていたこと、さらに現実の仕事とお金の問題とかね。

大変だったなあと思う。

でもね、そんな大変なこともあったけど、時間の流れとともに、今は「辛かった」という感覚ではなくなってきている。

人間の記憶ってうまく出来てるなあって思うんだけど、時の流れの中で「大変なこと」や「辛いこと」が記憶からどんどんそぎ落とされて、勝手に美化されるんです。

だから、当時の記憶は「辛さ」より、
むしろ「宝物」かな。

唯一「辛い」とすれば、「彼女の無念さ」を思う時。病気と時の流れの前では、僕たちは全くの無力でしたから。

どんなに頑張っても、どうすることもできなかった。

「もっと生きたかっただろうし、子供の成長も見たかったろうな」って、これは何回考えても泣けるけど、思い出そのものに対しての辛さではない。

そんな感覚だから、
変に気を使ってもらうよりは、自然に話してもらって全然いいのです。
むしろ、彼女の話を全くしないほうが、彼女を偲んであげられなくて悲しいしね・・・・・

そんな感じ。

でね、
長くなったのですが、ここまで書いて、やっと相談者Tさんの質問に対する前置きが終わり。「こんなに長くてマジかっ??」て気分でしょうが、ごめんね、ここからが本番の回答です(笑)。

だから僕はTさんに、こう伝えてみたい。

お互いに変に気を使うよりは、
「こんな感じだったんだ」とお互いに受け入れ、話をしてあげたほうが自然なおつきあいができると思います。

いや、むしろそんな話をすると、彼よりもTさんのほうが嫉妬もしてしまうかもしれませんから、徐々にゆっくりと少しづつ、そんな感じでいいかと。

人生は「大変なこと」「辛いこと」もいっぱいあるけど、今度はTさんと彼で宝物を掘り起こしてくださいね。がんばってください。


以上、
今日はそんなこと伝えたいと思いました。


大切な方を亡くした方は周りに沢山いらっしゃると思います。
何かの参考にでもなれば。


ではまた。
ありがとうございました。

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コメント

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No title

亡くなった人の事を言わないのは 反対に辛いことかもしれませんね。 自然と そんな会話が出来るような雰囲気が一番良いかもしれませんね^^
その相談された方が ここを見るかわかりませんが・・・今は気を使ってしまうのが当然だと思います。無理に話そうとしなくても良いけれど 無理に気を遣わなくてもいいんじゃないですかね^^
自然が一番だと思います^^ 気がつけば一緒にいるとお互いが安心できる存在になることを願っています^^
ここを借りて 相談者の方へ書かせていただきましたm(_ _)m ペコリ
また 遊びにきますね^^

故児玉清さんを思い出しました

児玉清さんが、周囲の方に生前おっしゃっていたというエピソードを思い出しました。病で30代で亡くなられた娘さんのことを、『僕は泣いてしまうかもしれないけど、彼女のことを何でも尋ねてください。彼女を思い出したり彼女の話をすることが、彼女の一番の供養になると思うから。』とおっしゃっていたそうです。

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最近、【その日のまえに】という本にであいました。

その本に出てくる家族が、凄くジョンさんたちご家族と似た境遇で・・・。
かわいそうと言ったら他人事のようですが、もう涙してしまいました。

今側にいる人を大切に、命を粗末にしないで、後悔なんてないように‥そう言われているような本でした。
まさに、自分にぴったりの本でした。

ジョンさんも時間があれば読んでみてください。

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No title

2回目の投稿になると思います。
当時の記憶は宝物、、素晴らしい事ですね

私は自分の人生を絵日記として書いていますが
丁度今、母が癌になった頃の話を日記にあげています
私にとってもやっぱりその頃の記憶は宝物です


やっぱり
すごいです☆

変な気を遣うより…
そうですね
わからなくもないです!
プロフィール

ジョン

Author:ジョン
1968年生まれ、男性。
1996年に結婚。
1998年長男ユータ誕生。
2002年次男ピースケ誕生。
2005年妻が乳癌発症。
2005~2009年、闘病生活。
2009年妻が38歳で他界。

東京で男3人暮らしが始まる。

大学卒業後、日本有数の大企業に就職するも、ちょっと自分の人生観と違った(?)ので2000年に退社。その後、ベンチャーや転職を繰り返す。

2008年にフリーで稼げるようになって何とか独立。後は苦労をともにした妻と人生を謳歌したい・・・・そんな夢も実現できると思っていたのに、病気だけは何ともなりませんでした。無念です。

最後の1年間は僕もフリーで時間があったし、家族一緒に色々と旅行しましたよ。幸せのひとときでした。写真は最後の沖縄旅行で妻が撮影したもの。この旅行も家族のいい思い出になりました。

さて、これからどう生きるのか?家事は?育児は?仕事は?一応、このブログに綴ってみます。どうなることやら。

では、では、いってみましょうか。

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